遺跡や化石が発掘されることがあるけれど、どのくらい昔のものなのか分かるんですか?
放射線を使って調べることができるんだ。
どんなふうに調べるるんですか?
放射性年代測定法と呼ばれる調べ方なんだ。その中でも、昔のものの炭素で調べる方を放射性炭素年代測定法って呼ばれるんだ。
昔のものにも炭素って入っているんですね!
そうなんだ!炭素の中でも、「炭素14」っていう種類の炭素を調べるんだ。ものに入っている炭素は、時間の経過とともに少なくなっていくんだ。元の量から半分に減っていくスピードを「半減期」と言うんだ。「炭素14」の半減期は5730年で、言い換えれば5730年経つと、ものに入っている「炭素14」の量が半分に減るということなんだ!
つまり、何年かけて「炭素14」がどのくらい減ったのかを調べれば、どのくらい昔からあったのかが分かるってことですね!
その通り!