じゃがいもの芽止めとは、じゃがいもから芽が出てこないように止めることをいうよ。この方法に、放射線が使われていることがあるんだ。
じゃがいもの芽には、ソラニンという毒があって、食べると食中毒を引き起こしてしまうことがあるんだ。じゃがいもの芽が出てしまう前に放射線を当てることで、芽が出るのを止めることができるんだよ。芽止めをしたじゃがいもは、長い間、保存することができるんだ。
日本では、唯一、じゃがいもだけが直接、放射線を当てたものでも食べていいとされている食べ物なんだ。海外では、牛肉や香辛料(スパイス)、たまねぎなどにも放射線を当てて、殺菌や芽止めを行っているよ。海外で放射線を当てた食品は、日本に輸入することができないんだ。
ソラニンは自然に生まれる毒で、植物が虫や動物に食べられてしまわないように守る役割をしているんだ。