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ラドンって?

ラドン(Rn)は、自然に存在するウラン(U)の子孫核種のラジウム(Ra)から発生する気体の放射性物質で、呼吸により人体に取り込まれます。ラドン(Rn)は、ウラン(U)から始まる壊変(ウラン系列)で生成したラジウム(Ra)が壊変したもので、地面や建材などから空気中に拡散します。ラドン(Rn)は密閉した屋内などにたまることがありますが、窓を開けるなど換気を行うことで容易に屋外に排出されます。
ラジウム(Ra)やラドン(Rn)などの放射性物質を含むものとして放射能泉がありますが、温泉でのラドン(Rn)利用は一時的かつ管理された環境下での利用となるため、ホルミシス効果などもあってポジティブに捉えられています。一方で、住宅や建物内のラドン(Rn)については、換気の不十分な屋内(特に地下室や気密性の高いコンクリート造りの建物など)ではラドン(Rn)濃度が高くなりやすく、そこでの生活を通じて長期間にわたってラドン(Rn)を吸入してしまい、肺への内部被ばくによって人体に影響をおよぼすことがネガティブに捉えられています。
なお、ラドン(Rn)には同位体があり、ウラン系列のラドン222(Rn-222、半減期約3.8日)の他にトリウム系列のラドン220(Rn-220、半減期約55秒)(トロン(Tn)とも呼ばれる)が存在します。

【関連用語】

放射能泉(http://www.envraddb.go.jp/general/around/a1/)
放射線ホルミシス(http://www.envraddb.go.jp/glossary/)

ラドンって?

日本のラドンの年間実効線量は世界平均の3分の1程度です。これは、地質の違いや比較的換気率の高い木造建築の家屋を調査の対象としていることが要因と考えられています。しかし、日本においても密閉性の高いコンクリートの住宅等が増えていますので、ラドン濃度が高くなる可能性があります。

ラドンって?

この図は、1993年4月から1996年6月の約3年間にわたり、47都道府県のそれぞれ20家屋を対象に屋内のラドン濃度を日本分析センターが調査した結果です。屋内ラドン濃度は家の換気や建材によって変化します。

ラドンって?

長期的に高い濃度のラドンを吸入すると、その壊変生成物が気管支や肺に沈着し、肺がんを誘発するなど、人体に影響をおよぼすことが考えられます。
ICRP(国際放射線防護委員会)は、放射線防護の基礎的な考え方や対策基準を示しています。屋内ラドン濃度の対策基準(何らかの措置を施す必要のあるラドン濃度レベル)として、200Bq/m3~600Bq/m3の範囲を勧告しており、各国において必要に応じて導入されています。

ラドンって?
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