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ベータ(β)線を出す核種ってどうやって分析するの?

ベータ(β)線を出す核種には、代表的なものにH-3(トリチウム)、C-14(炭素14)、Sr-90(ストロンチウム90)等があります。ベータ(β)線と同時にガンマ(γ)線を出す核種には、Co-60(コバルト60)、I-131(ヨウ素131)等があります。ベータ(β)線はアルファ(α)線よりも透過力が高いものの、アルミニウム板で遮ることができる程度の透過力です。試料をそのまま測定しても、試料中の他の物質などにベータ(β)線が遮られて、正しく測定することができません。ベータ(β)線の吸収を避けるためには、できるだけ厚みのない測定試料にして、目的の核種だけに分離することが必要です。この分離する作業を「前処理」と呼びます。前処理操作をして、目的の核種だけの状態にしてから測定を行います。
ベータ(β)線は核種ごとにエネルギーの最大値は決まっていますが、実際に放出されるエネルギーはランダムでブロードなピークを持つスペクトルです。そのため、ベータ(β)線スペクトルの測定結果を見てもどの核種が含まれているかははっきりとは分からないので、目的の核種以外からのベータ(β)線が混入しないようにしておかないと測定結果に影響が出るため、前処理がより重要となるわけです。
ベータ(β)線の測定には、下図の測定試料1にはGM計数管やプラスチックシンチレーション検出器が、測定試料2には液体シンチレーション検出器が主に使用されます。

ベータ(β)線を出す核種ってどうやって分析するの? 出典:日本アイソトープ協会. “連続スペクトル”.
https://www.jrias.or.jp/report/hakarou/renzoku.htm
.(参照2024-10-01)
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