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東京電力福島第一原子力発電所事故

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)とそれに伴う津波によって引き起こされた原子力発電所事故です。東京電力福島第一原子力発電所では、地震発生時、運転中の原子炉を安全に停止することができ、非常用ディーゼル発電機の自動起動で電源も確保されていました。しかし、その後到達した巨大な津波により、主要設備や電源設備が浸水して使用不能となり、安全上重要な機能を失うこととなりました。原子炉の冷却手段を喪失したため水素爆発が起こり、大量の放射性物質が放出される事態となりました。この結果、平成24年5月には福島県の約16万人の住民が避難(県外へ約6万人、県内へ約10万人)することとなりました。
この事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)で、旧ソビエト連邦(現ウクライナ)のチョルノービリ原子力発電所事故と同じレベル7(深刻な事故)と評価されています。

水素爆発後の東京電力福島第一原子力発電所1号機の様子 水素爆発後の東京電力福島第一原子力発電所1号機の様子
出典:東京電力ホールディングス
(https://photo.tepco.co.jp/date/2012/201209-j/120911-07j.html)(2024年10月1日利用)

東京電力福島第一原子力発電所事故関連のデータ検索

東京電力福島第一原子力発電所事故直後に行われた降下物と陸水(蛇口水)の放射能調査結果のデータを以下のページで検索することができます。

環境放射線データベース

その他、原子力規制庁が関係省庁や47都道府県等の協力を得て実施した環境放射能調査の結果のデータを検索したい方は環境放射線データベースをご活用ください。

出典:

・東京電力."1. 福島第一原子力発電所の事故の概要".https://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/review/review1_1-j.html(参照 2024-10-01).

・一般財団法人 日本原子力文化財団.“原子力・エネルギー図面集|エネ百科|きみと、未来と。”https://www.ene100.jp/fukushima/487(参照 2024-10-01).

・福島県庁 福島復興情報ポータルサイト."避難者数の推移"https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/hinansya.html(参照 2024-10-01).

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