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どれくらいの放射線を浴びると体に影響がある?

放射線による影響には二つの種類があります。一つは、ある値を超えると確実に症状が現れる確定的影響です。確定的影響とは、ある一定の被ばく量(しきい線量)を超えたときに必ず生じる健康への影響のことをいいます。通常の生活においては、この確定的影響を心配する必要はほとんどありません。もう一つは、放射線を受ける量に比例して発生する確率が高くなる確率的影響です。確率的影響とは、しきい値がなく、被ばく量が増えるにつれてがんや遺伝的影響の発生確率が高まる影響のことをいいます。ただし、100mSv未満であれば、がんの発生リスクの上昇は確認できません。なお、一般公衆の被ばく量は年間1mSvを超えないことが基準となっています。

どれくらいの放射線を浴びると体に影響がある? 出典:一般財団法人 日本原子力文化財団.“原子力・エネルギー図面集|エネ百科|きみと、未来と。".2023-11-28.
https://www.ene100.jp/zumen/6-2-1.(参照 2024-10-01).
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